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2012年3月11日 (日)

酒粕に想ふ・・・

酒粕好き歴の長い私。冬になるとせっせと甘酒を作ったり、そのまま焼いて食べたりして、当ブログでは酒粕クラッカーもご紹介しました。(絞って出た液体の方も好きだけどね!)

20120311_01

本日、甘酒を作ったのはこの写真の右側。

大七酒造株式会社の板粕。
http://www.daishichi.com/

福島県二本松市にある酒造メーカーです。創業なんと1752年の老舗!

昨今、日本酒の醸造量は減る一方で、酒粕の人気は高まっていて、入手しにくくなってきました。店頭で見掛けても、写真左のようなペースト状の物や、それを固めた成形粕が多くなってきた中で、母が「あんた焼いて食べるんでしょ」とわざわざ板粕を見つけて買ってくれました。

ふと、裏返して見ると、産地が福島県二本松市。アパートの基礎コンクリートで報道されていた街です。

20120311_03

甘酒にすると兄も大量に飲んじゃいます。私はいいんだけど、兄には養わなきゃいけない家族がいるし・・・。

ほんの少し不安を覚え、ネットで調べさせて頂きました。社名で検索するとちゃんとウェブページを持っていらっしゃいます。

お知らせの中の原子力発電所事故への弊社の対策(12/17)というページに、それはそれはしっかり安全対策について書かれていました。期待以上の情報です。あんな大震災と大事故のすぐ後に、よくこれだけの対策を取れたなと、その知識と行動力に感銘を受けました。

堂々の不検出。しっかり検査も行われていて、それをしっかり発信し、安全宣言を出してくださる。労力も費用もかかる大変な事だけれども、作って売る側も、買って食べる側も、配る側も安心して口にすることが出来ます。これはもっと欲しいくらい!

一方で私をまだ不安にさせるのはお茶。甥がお茶好きだというのに、ネットでは欲しい情報は得られませんでした。私もお茶好きです。毎日3杯くらいは必ず飲んでます。私が摂るかどうかは自分で判断するので、せめて情報は隠さず開示して欲しいのです。

ベラルーシから来た産婦人科の医師が、本当に健康に良くないのは放射性物質そのものよりもストレスの方です、と言ってました。私などは深刻な状況には立たされていないですが、もっと神経質にならざるを得ない方は日本中に沢山いらっしゃるかと思います。

そんな中でも、老舗中の老舗が、時代を反映してこうしてインターネットで情報を開示してくれる。知恵を持って自らを守り、顧客まで守ってくれる。感慨深いです。

20120311_02

今日も好物の温かい甘酒を家族と飲めることに感謝しつつ、安心して味わいました。

20120311_04三温糖を使うので色が付いてます。

あ、そうそう、兄には糖尿に気をつけるように、もっと言っておかなくちゃね(私もだな)。

3月16日追記:
この酒粕をただ炙って食べてみました。思ったよりも水分があって、手で持てないくらい柔らかくなりましたが、クニュクニュとして美味しいです。お米のツブがはっきり感じ取れる私の好みな感じ。ただ、かなり端麗で辛い!これはお酒も辛口のキリッとした味なんだろうな~と想像します。宮城一ノ蔵の酒粕「ふねの波那」が丸く柔らかな甘味のある女性的な味とすれば、こちらは力強い男性的な味。勇ましいながらも、最後にフッとお米の香りを残すところもニクイあんちゃん的な味だなと思いました。お酒も飲んでみたいですねえ。東北のお酒、好きです^^

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コメント

爺がまだ高校生の頃。
母が近くの酒造会社へ、アルバイトに行っていたことがあります。
なんだか真っ赤な顔をして、フラフラになって倒れたとか..。
正月のお屠蘇でも、お猪口からペロッと舐めただけで赤くなる人でした。
酒粕を詰める行程に回されて、匂いだけで酔っぱらったようです(笑)。

爆心地のかなり近くで被爆して、体中ケロイドだらけ。
紫斑病と言ってよく全身に紫斑が出たりしてました。
姉も生まれたばかりで被爆した被爆者でした。
姉は43で死んだけど、母は84まで生きました。
放射能は間違いなく恐ろしいですが、神経質になりすぎるのも
どうかと思うのは被爆二世(父も被爆者)の僕の偽らざる気持ちです。
(誤解を受けやすい発言ですが、あえて...)

>arakansinさま
辛い思い出を書いてくださってありがとうございます。
お二人ともせっせと編み物を編まれていた背景に
それはそれは重いものを背負っていらしたのですね。

風評や噂に惑わされて必要以上に怖がるのは良くないですが、
必要な分だけは鈍感にならずにいるべきかなとも思ったりもします。

微妙な問題ですので、発言が誤解されやすくまた回答も大変だったと思います。
コメント後に止すべきだったかとも思いました。
適切な回答をしていただき感謝です。

それが戦争による徹底的に人為的なものと、自然災害が起因の人為的なものとの違いがあるとはいえ、放射能汚染と言う結果を先に体験してしまった広島の人間と、そう言う事とは無縁で暮らして居た地域の人間の差は出ていると思うのです。
ちよさんの仰るとおり「必要な分だけは鈍感にならずにいるべき」です。
ただ僕が言葉足らずだったのは、被災地の瓦礫処理の受け入れ拒否のことを念頭に置いた発言だった、と言うことです。
大人の責任として、子や孫のことを考えれば、その気持ちはわかるのですが、日本全体が痛みを分け合わなければならないとも思うのです。
いつの時代のどこにでも「自分さえ良ければそれでいい人」が沢山存在するのは事実ですが....。
敏感にならざるを得ない正体は、政府などの発表にまるで信憑性が無いと言う情け無い
背景があるのも理解した上でのことです。
コメントは管理ページで削除できると思うので、お読みいただいたら削除して戴いてかまいません。
かえってお手数をかけてしまい、恐縮です。

実は上のコメントの3倍くらい書いたのですが、どんな言葉をつづっても、
「所詮お前には対岸の火事にしか思えないんだろう」と読み取れるような
内容にしかなっていないと思い、「送信」を押す前に大幅に削り取りました。

認識の差、おっしゃる通りです。
何をどう書いても表れることが分かりました。
コメントはあえて残させてください。
一朝一夕には考えがまとまりません。
考えが着地するまでに長くかかると思います。

札幌市長は瓦礫受け入れ拒否の姿勢を表明しました。
困った時はお互い様というのも、恐れるのもどちらも理解できます。
受け入れ後に多少のことがあっても、経済的に立て直せるなら
良いのですが、拡散が思わぬ形で打撃を与えてくるのではないか、
人道的に讃えられる事を選択したことによって、子孫に負の遺産を残す事に
ならないのか、悪い方に考えたら切りがありません。

不安というものは、分からないから起こるのであります。

先の大戦を経験した方の大勢が、今で言うPTSDになり、
二度と思い出したくないと固く口を閉ざし、それぞれの経験は
語り継がれなくなりました。
辛い記憶に戦慄する方から無理矢理聞きだそうとは思いませんが、
こんな経験をしたけれども、五年後はこうで、十年後はこうだった、
などという小さな記録でも、今の日本には貴重な情報なのではないかな、
とも思います。
大震災と原発事故が他ならぬ日本で起こった意味を
しばらく考えさせて頂きたいと思っております。

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