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2012年12月 8日 (土)

針供養の日に寄せて(思い出話)

今日12月8日は針供養の日です。

普段硬いものを縫って疲弊した縫い針の労をねぎらうために、一日針仕事を休み、折れた針を柔らかい豆腐に刺して供養し、裁縫の上達を祈願するという風習です。2月8日に行う地域もあるようですが、札幌は12月8日に行うようです。

今から数年前、札幌でも供養が行われていないか、あちこち調べて唯一見つけたのが豊平神社。神社でご供養?と恐る恐る電話で問い合わせたところ、神社のすぐ近くにある文化服装専門学校の学校行事として行うとのこと。見学するだけなら後ろの方で見ていていいとご許可を頂き、当時、針仕事兼ダンス友達だった人と一緒にお邪魔させて頂きました。

境内の一角の広場に、ご供物がいっぱい載った祭壇が用意されており、その前に並んだ150人ほどの生徒さんの列から、4~5mほど後ろの階段の前に立たせて頂きました。この日の天気はまあまあでしたが、かなり冷え込んでおりました。

その寒空の下、神主さんがかしこみかしこみと供養と祈願をされる様子と、生徒一人ひとりが豆腐に針を刺していく様子をひとしきり見ていたら、生徒が解散してからですけれども、なんと学校の関係者の方が、私たちにも針を刺しても良いとお気遣いくださいました。

折れた針をこっそり持参していた私たちは顔を見合わせ、小躍りしました。

しかしそこで目にしたものに大変驚いたのです。8皿くらいあった半分は豆腐だけれども、残り半分はなんとコンニャクでした!!なんでしょうかこれ!!豆腐に刺すのは知っていたけれども、コココ、コンニャク!?しかも氷点下で、端の方は凍りかけています。

既に生徒さんたちが無数の針を刺していたのですが、どうにか隙間を見つけてブスリ、と刺しました。コンニャクに針を刺すなんて、人生初の体験!その初めての感触を指先に感じて、妙な感じがしました。

もう一つ驚いたのは、生徒さんがぶすぶす刺したのは、縫い針、まち針、虫ピン、ミシン針だけではなかったこと。

なんと!ロータリーカッターの替え刃までブッ刺しておりました!

(帰宅後、ネット上に報告すると「分かる。労いたいと思う程お世話になっている」というご意見を頂戴しました。私は未だに裁ちバサミ派なんですが、今の時代はそういうものなのかと感じ入りました。)

そして最後に、ハリネズミ状になった豆腐とコンニャクは、学校関係者の手によって境内にある供養塚の中に収められたのですが、折り重なるようにぎゅうぎゅうに詰められ、残った針はその塚の中に入った豆腐の上からざーーーーっとかけられて、無理やり蓋を閉められたのでした。

051208_1034(前のPCを探したら残っていました。今よりさらに性能の良くないカメラで撮ったものw)

撤収作業も終わったので、お声をかけてくださった方に、よくよくお礼を申し上げ、最後に神社の本殿にお礼の参拝をして我々も後にしたのですが、1時間弱、寒空に居たために、体の芯から冷え切ってしまい、その後、近くの喫茶店でお茶を飲んだくらいでは温まらず、お昼になってパスタを食べてようやっと暖まりました。

寒いのは分かっていたので、厚着をしていったのですが、全然足りていませんでした。神社からちょっと歩けば銭湯もあったのに、ちゃんと事前に調べておけばよかったと、今でも思い出します。そのお友達とは裸の付き合いではなかったですけれども、誘ったら行きましょう!と言ってくれたと思います。

翌年、翌々年は一人で行ったのですが、この供養祭は本当に学校行事の一環であったために、参列しては迷惑になると思い、終わってから行くようにしました。境内に着くと、雪の上にたくさんの足跡があり、供養塚の中にはやはり無数の豆腐とコンニャクと針が収められているのが確認できましたが、雪が早く、真っ白に埋まって凍っている年もありました。

071208_1127

昨年は行くのが遅くなり、社務所の方にお願いしたのですが、針塚も凍結しているし、とてもご面倒をおかけすることになったため、今年は遠慮しようと思います。土曜日なので、もしかして昨日やったのかな? (追記:学校公式ツイッターによると、6日に行ったそうですw)

祈願が届いたのか、供養と祈願をした年には、縫い物のお仕事も頂戴し、機会があればお礼の参拝をしていたのですが、最近はなかなか神社まで行く機会もなくなってしまいました。

なんだったら、自宅でひっそりとご供養してさしあげようかと思わなくもないのですが、今年は縫い物もあまりやってないため、まだ針を折ったり曲げたりしていないので^^;少し溜まってからにしようかな、とも思っています。ドレスを縫っていた時は、ストマッカーと呼ばれる胸当ての部分なんかを、針には申し訳ないですけれども、あまりの硬さにペンチを使って縫っていたため、ボキボキと数本折っていましたが、それもやらなくなったので折る機会も減りました。

それと!日本製の針を使うようにしたら、同じ作業でも折れにくくなりました。外国製のパッチワーク用の針はほんとによく折りました^^;;それから、まち針をしたままミシンをかけたら曲がるのは当然ですね。ちゃんといちいち外すようにしたら、こちらも長持ちするようになりました。

数年前、恐る恐るながらも参加させて頂いたおかげで、普段から針を労って使う気持ちも芽生えました。神社にも、あの時声を掛けてくださった方にも感謝していることを、今日この日に思い出したので記事にしてみました。

綺麗な写真はこちらで見てね↓

参考資料
http://www.city.sapporo.jp/toyohira/news/201012/20101208-1.html
豊平区ニュースより、2010年の豊平神社での針供養祭の様子

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コメント

私も裁縫の上達を祈願したいです~。happy01
私、まち針はよく曲げてしまうのですが、ミシン針以外折ったことがないんです。
作業量の差かと思って読んでいたら、日本製は折れにくいんですか・・・。へ~っ

京都の老舗の針の値段を見て「何で?」とびびったことがあるのですが、あれも品質に差がありそうですね。

>あかつきさま
東京なら浅草寺のが有名のようですね。
あれは一般人がふら~っと行っても良いのかな。
行ったことがあるというレポートをまだ伺ったことがないのです。

日本製の針は折れにくいし、サビにくいと思います^^
私は和裁の針をずーっと苦手にしていたし(特に針穴の形状がね)、
いまでもメリケン針を愛用していますが、
和裁の針にも品質のあれこれがありそうですね。

今頃になって和裁も、ちょっとかじろうかと思い、指貫も用意したのですが、
長年の変なクセのせいで針を正しく持てないのです・・・。
ひたすら運針のお稽古をせねば、というところで止まっておりますw

こんにちは。
針供養だったんですね。
縫物ってこのところしていないし、そういう行事がある事も忘れていましたcoldsweats01

お世話になった針を供養して、お裁縫の腕が上がる事を祈願して…。
いい仕来りですよねheart01
うちにもあるわ、折れた針や曲がった針。
捨てずに置いてあるけれど、折りを見て供養しましょうconfident

>四季さま
2月8日に行うところもあるので、地元で供養祭がないか
一度調べてみてくださいね。

こちらの手芸店の針コーナーでは、リサイクルボックスが
置いてあります。折れた針を資源として再利用するのだそう。
時代の流れかな。
この供養祭も、ハリネズミ状の豆腐のその後が気になったりも
しますし(頭上にはカラスが控えてますしね)、
時代が変わっても、お世話になった道具に感謝する心と仕来りは
残して行きたいですね。

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